初級シスアド過去問題解答と解説

解答:イ

初級シスアドでは、雇用関係に関する問題もよく出題されている。初級シスアドの試験において雇用関係の問題を解くためには以下の3つを押さえておけばよい。

  • 雇用形態(請負、派遣、出向)
  • 各雇用形態における雇用関係
  • 雇用形態において指揮命令がどこにあるのか

図中の企業Aと労働者Cの“関係”が何を示しているのかを明確にすることがこの問題を解くポイントである。企業Bと労働者Cの関係としては以下の二つである。

  • 雇用関係
  • 指揮命令

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企業と労働者の雇用関係には以下の3つがある。

  • 請負
  • 派遣
  • 出向

それぞれの関係をまとめると表のようになる。この表と解答群の記述が一致するものを選べばよい。この表は初級シスアドの雇用関係の問題を解くうえで重要なポイントである。ぜひ、覚えて欲しい。

企業Bと労働者Cの関係
雇用関係指揮命令
請負ないない
派遣ないある
出向あるある
  • ア 請負契約の場合は、指揮命令は企業Aのみ可能である。企業Bは労働者Cに対して指揮命令はできない。
  • ウ 派遣契約の場合は、労働者Cと雇用関係にあるのは派遣元の企業Aである。企業Bは、労働者Cに対して指揮命令は行えるが雇用関係はない。
  • エ 派遣と出向は別な雇用関係である。

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