初級シスアド過去問題 解答・解説
解答:ア
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初級シスアドでは経営に関する出題が全体の約20%くらい出題されている。初級シスアドにとって経営に関する内容は重要なテーマである。
初級シスアドでは会社に関する問題も過去多く出題されている。2006年に新会社法が施行された。これによって会社の形態も変わったので、新会社法の概要は把握しておきたい。
株主は会社の所有者である。したがって、株式会社の最高意志決定機関は、株主総会である。株主総会は決算期ごとに行う定時株主総会と臨時に行う臨時株主総会がある。
2006年4月に商法・第二編「会社」、有限会社法と商法特例法が会社法に一本化された。この会社法のことを新会社法と呼ぶ。
新会社法においても株式会社では以下の二つの機関を必ず設置しなければならない。
- 株主総会
- 取締役会
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上記以外の機関は法令や会社における基本規則が記載された定款(ていかん)にによって任意に設置が可能である。この問題の場合は、経営会議や常務会がこれにあたる。
ただし、定款(ていかん)に株式の譲渡制限がある会社の場合は、株主総会と取締役1名でもよい。
株主総会で決定できる事項は、法令や定款(定款)で定められた事柄について決議を行う。例えば、取締役の選任や会社の合併、定款の変更などである。株式に譲渡制限がある会社は、株主総会であらゆることを決定できる。
取締役会は、文字通り取締役の集まりである。取締役の中から代表取締役を選んだり、会社全体にかかわる重要な決議事項を検討し、決定する。取締役会は法律で少なくとも3か月に一度開く必要がある。
初級シスアド 会社法に関するまとめ
初級シスアドで重要な用語なのでぜひ、覚えて欲しい。
- 株主総会
- 株式会社における最高意志決定機関
- 株主総会と取締役会
- 原則として株式会社では株主総会と取締役会を設置しなければならない。それ以外の機関は、法律や定款に基づいて任意に設置することができる。
- 会社法(新会社法)
- 2006年4月に施行された法律で、商法・第二編「会社」、有限会社法と商法特例法を一本化した法律。会社法の特徴は以下のとおりである。
- 有限会社が新たに作れなくなった
- 最低資本金が1円でよい
- 株式会社における取締役が1名でよい
- 定款(ていかん)
- 会社における基本規則が記載されたもの。会社におけるルールブックのようなものである。定款の内容を変更するには、原則、株主総会特別決議が必要である。
- 取締役会
- 取締役の中から代表取締役を選んだり、会社全体にかかわる重要な決議事項を検討し、決定する。株式会社では、株主総会と取締役会は必ず設置しなければならない機関である。
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