初級シスアド過去問題解答と解説
解答:イ
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フェールセーフは、信頼性を向上させるための対策の一つである。フェールセーフは、障害発生時に安全な状態でシステムを停止させることである。
信頼性を向上させる技術をフォールトトレラント(fault tolerant;耐故障技術)という。フォールトトレラントは、フェールセーフのほかに以下考え方がある。
詳細は初級シスアド講座フォールトトレラントを参照して欲しい。
- フェールソフト
- システムに障害が発生したとき、すべての機能を停止するのではなく、必要最小限の機能でシステムを稼働させる。この必要最小限の機能でシステムを稼働している状態を機能縮退(縮退運転)という。
- フールプルーフ
- システムのオペレーションなどにおいて、意図しない操作をおこなっても障害が発生しないようにする考え方である。
- フォールトアボイダンス
- 故障排除技術という意味である。いかにしてシステムに障害を発生させないかという考え方である。機器の信頼性を向上させることはもちろん必要である。しかし、絶対に機器が故障しないということはありえない。そのため機器の二重化などをおこない故障によるシステムダウンを無くすことも必要である。