初級シスアド過去問題解答と解説

解答:ウ

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スループット(throughput)は、単位時間あたりにどれだけのジョブ(job)を処理することができるかを表している

ジョブは、コンピューターに与える処理や作業の単位である。例えば、給与計算やOMR(optical mark reader)による答案の採点処理などがジョブである。

また、スループットは単位あたりの処理量であることから、ネットワークにおける実際の通信速度を表す場合にも用いられる。身近な例ではブロードバンド・ルーターの性能を表す場合に用いられている。

  • ア MIPS(million instruction par second)値は、1秒間に何百万回命令が実行できるかを表した数値である。例えば、5MIPSであれば1秒間に500万命令実行できるという意味である。主に汎用コンピューターの性能を表すときに用いられる指標である。
  • イ 応答時間は、レスポンスタイム(Response)とも呼ぶ。データ入力が終わってから、データ出力が開始するまでの時間である。入出力の時間が短いオンライン処理やリアルタイム処理の性能指標に用いられる。
  • エ ターンアラウンドタイム(turn around time)は、データの入力開始から処理を終え結果を出力し終えるまでの時間である。データの入出力時間が長い一括(batch;バッチ)処理に用いられる。バッチ処理の例としては、給与計算などがある。

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