初級シスアド 平成16年 春期 問68 解説

解答:エ

不良原因の上位80%を把握するのに最適なグラフは、パレート図である。パレート図は、項目ごとにデータの多い順に並べた棒グラフと、そのデータの累積を折れ線グラフを重ねて表したものである。重要な項目をつかむことができる。なお、パレート図はABC分析でも用いられる。

  • ア x管理図上限の限界線と下限の限界線を引いた図にデータをプロットし、プロットされたデータが上限と下限の範囲内に収まっているかどうかを見るときに用いられる。
  • イ 散布図は、2つのデータを縦軸と横軸にとり、データを点でプロットしていったグラフである。2つのデータの相関関係を見るときに用いられる。プロットした点が右上がりの場合は、正の相関があるという。これと逆に右下がりの場合は負の相関があるという。
  • ウ 特性要因図は、特性と要因の関係を体系的にまとめたものである。特性要因図はその形状から魚の骨に似ているところからフィッシュボーンとも呼ばれる。

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