初級シスアド 平成16年 春期 問63 解説

解答:イ

利用者のスキルレベルが低くて、データウエアハウスなどのコンピューターシステムが利用できないのであれば、利用者のスキルレベルを上げるために教育する必要がある。それに加えて、スキルが低い人でもコンピュータシステムが利用できるような配慮が必要である。利用者のスキルを上げるまたは、スキルの低い人でも使えるような記述の解答を選べばよい。

システムアドミニストレータは、コンピューターシステムの利用促進も重要な役割の一つである。

データウエアハウス(data warehouse)とは、経営戦略を立てるときなどその元となるデータを1カ所に集中させる仕組みのことである。

また、テンプレートは、ひな形のことである。必要最小限のデータを入力することで目的とするものが出来上がるように作られたものである。例えば交通費精算書において、日付や氏名、行き先、利用交通機関、金額などを入力すれば交通費を計算し、交通費精算書が出来上がるイメージである。

  • ア 管理職が利用を促進したところで、利用者のスキルレベルは低いままである。
  • イ 正しい。利用者のスキルレベルが低くてもテンプレートなどを提供することで、データウエアハウスを利用することが可能になる。
  • ウ データをリアルタイムに提供し、データの精度を上げても利用者のスキルレベルが低いままであればそれを活用することは難しい。
  • エ 利用者から要求されていると思われる情報を追加しても、利用者のスキルレベルが低ければその情報を活用できない可能性がある。

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