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初級シスアド 平成16年 春期 問55 解説

解答:エ

ノートパソコンはデスクトップパソコンと比べて手軽に持ち運びが可能である。その分、盗難や紛失の危険性がある。盗難や紛失にが起こったときのために第三者にノートパソコンの中を見られたり、社内ネットワークなどに接続できないような対策を講じる必要がある。そのためにユーザーIDとパスワードを設定する。

最近ではUSBメモリを挿入しなければパソコンを使用できないようにしたり、指紋認証などの生体認証を行い安全性を高めたノートパソコンも数多く販売されている。

ユーザーIDやパスワードは第三者に分からないようにしなければならない。なお、パスワードは使用期限が短く利用者が少ないほど安全性が高くなる。

ワンタイムパスワードは、一度きりしか使えない使用期限の短いパスワードである。ワンタイムパスワードを使うことでパスワードを盗まれる危険性が低くなる。ある銀行では暗証番号にワンタイムパスワードを導入している。

  • ア 以前使ったユーザーIDやパスワードを表示させると、第三者が携帯用パソコンを使用できる。ノートパソコンが使えれば当然社内ネットワークにもアクセスできる。したがって、ユーザーIDとパスワードは表示させてはならない。
  • イ 携帯用パソコンが盗難にあったとき、重要なデータが外部に流出する可能性がある。
  • ウ 複数のユーザーがIDを共有するということは同じパスワードを使うことになる。したがって、ユーザーの特定が困難になる。障害や事故、不正アクセスが発生したとき原因をつきとめるのも困難になる。