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初級シスアド 平成16年 春期 問48 解説

解答:エ

大前提、小前提、結論から論理を組み立てる三段論法は演えき的順序法である。演えき的順序法は、すでに明確になっている事実や前提、原理原則から経験になどにたよらず順を追って論理的に結論を出す。例えば以下のような記述が演えき的順序法である。

空き缶やペットボトルのポイ捨てが多い。(大前提)ポイ捨てをする人は、ポイ捨てをしても何も困らないからである。(小前提)ポイ捨てをすれば困るようにジュースなどの購入時に500円を徴収し、空き缶やペットボトルを持参すれば500円を返却するようにすればポイ捨ては減る。(結論)

演えき的順序法の逆が帰納的順序法である。帰納的順序法は、具体的な事例や事象から一般的な原理原則を導き出す文章構成方法である。

ポイ捨て禁止条例を定めている地域は空き缶やペットボトルのポイ捨てが少ない。これはポイ捨てをした人が罰金を徴収されるなどペナルティーを受けるからである。

  • ウ 時間的順序法は、時間の流れにそって文章を構成する方法である。
  • エ 問題解決順序法は、問題の解決方法について順を追って文章を構成する方法である。