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初級シスアド 平成16年 春期 問20 解説

解答:イ

問題文の記述は、データウエアハウスについての記述である。

データウエアハウス(data warehouse)とは、経営戦略や意思決定のために使われるシステムである。

組織内で発生する大量の生データを時系列に蓄積し、目的ごとに整理・統合し、それぞれのデータ間の関連性を分析する。売り上げの集計などデータ単独の集計では明らかにならなかったことが、項目間の関連性を分析することで新たな事実が明らかになる。

例えば、書籍の売り上げデータから「シスアドの本を買う多くの人は、パソコンの初心者向け雑誌を買う」、コンビニでは「月曜日にドリンク剤が最も売り上げが高い」などである。

データウエアハウスに似た用語でデータマイニング(data mining)がある。データマイニングは売り上げやクレジットカードの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、項目間の相関関係などを探し出す技術のことである。データウエアハウスは、データマイニングの技術を使って実現されることが多い。

  • ア データアドミニストレーションは、データを管理することである。
  • ウ データディクショナリは、データベース中の蓄積されているデータがどのような種類で、分類や登録されているかをまとめたものである。
  • エ データベースマシンは、データベースサーバーのようなデータベースの機能を提供するための機器である。