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初級シスアド 平成16年 春期 問16 解説
解答:ウ
DNS(domain name system)サーバーは、TCP/IPネットワーク上の機器に付けられているホスト名やドメイン名とその機器のIPアドレスの管理を行うサーバーである。
DNSサーバーには、いろいろな機能があるが主な機能はホスト名やドメイン名からその機器のIPアドレスを求めることである。
インターネットなどTCP/IPを使ったネットワークでは、ネットワーク上に接続されているコンピューターや機器を識別するために、ネットワーク上の機器(ホスト)にIPv4(Internet protocol version 4)では32ビット、IPv6(Internet protocol version 6)では128ビットの固有のIPアドレスが付与されている。
- 例)IPアドレスの表現(IPv4の場合)
- 192.168.20.8
- *32ビットのIPアドレスを8ビットずつ区切り、それぞれを10進数で表現する。
数字で表されたIPアドレスは人間には覚えにくい。このためコンピューターや機器に名前を付ける。この名前のことをホスト名やドメイン名という。
- IPアドレスでは分かりにくいので、分かりやすい名前を付ける
- 例)192.168.20.8→www.pursue.ne.jp
ホスト名やドメイン名からIPアドレスを求めることを名前解決という。この名前解決を行う仕組みがDNS(domain name system)である。そして、この名前解決を行うサーバーがDNSサーバーである。
- ホスト名やドメイン名からIPアドレスを求めるのがDNSサーバーの主な機能
- 例)www.example.co.jp→210.145.52.10
- ア DNSサーバーは、プログラムの呼び出しを行うサーバーではない。
- イ プライベート・アドレスをグローバル・アドレスに変換するのは、IPマスカレードやNAT(network address translator)の機能である。IPマスカレードは、複数のプライベート・アドレスを1つのグローバルアドレスに変換し、NATは1つのプライベート・アドレスを1つのグローバル・アドレスに変換する。
- エ 装置にIPアドレスの割り当てを行うのは、DHCP(dynamic host configuration protocol)である。