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初級シスアド 平成16年 春期 問11 解説
解答:ア
表示にブラウザーを使用するのは、クライアントの保守軽減が目的である。クライアント側はブラウザーで表示やデータ入力を行う。それ以外の処理はサーバーで行う。
仮にプログラムの修正が発生してもサーバーのプログラムだけを修正すればよい。したがって、クライアントの保守が軽減される。
例えば、100台のクライアントがあるLANで、プログラムの修正が発生したとき、毎回100台のクライアントのプログラムに修正を行うのはたいへんである。これがサーバーのプログラムだけ修正すればよいのであれば保守もずいぶん楽になる。
クライアントの保守軽減を目的としたものに3層クライアント・サーバー型システムがある。3層クライアント・サーバー型システムは、以下の3つの役割に分ける。
- データを格納するデータベース・サーバー
- 各種処理を行うアプリケーション・サーバー
- ユーザーの操作や表示を行うクライアント
3層クライアント・サーバー型システムは、クライアントの保守軽減に加えて、サーバーの負荷分散も行える。
- イ サーバーの故障(障害)の復旧はサーバー側の問題である
- ウ データベースの構築とクライアントがブラウザーを使用することとは関係ない
- エ ログインアカウントの維持管理は、サーバー側の処理であり、クライアントがブラウザーを使用することとは関係ない。
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- 初級シスアド講座クライアント・サーバー型システム