初級シスアド講座

初級シスアド システム開発技法

ウオーターフォールモデル

ウオーターフォールモデルは、システム開発における各工程を順番に進めていく開発手法である。対象となるシステムを>段階的に詳細化をおこなうため各工程の工数の見積や資源の配分などがおないやすい。したがって、大規模なシステム開発に用いられる開発技法である。

ウォーターフォールモデルの流れ ウォーターフォールモデルのポイント

ウオーターフォールモデルは、システム開発の各工程を順に進めていき前の工程に後戻りをしな いことが原則である。また、ユーザーはシステムを開発の最後の工程にならないと見ることがで きない。したがって、システムがユーザーの要求と食い違いが生じることがある。ユーザーから の要求の食い違いを修正するために前の工程へ後戻りが発生すると、システム開発の生産性が低くなるという欠点がある。


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《例題1》

ウォータフォール型のシステム開発工程として,正しい順序はどれか。

(初級シスアド 平成6年 午前 問6)

ア 外部設計→内部設計→プログラミング→テスト→プログラム設計
イ 外部設計→内部設計→プログラム設計→プログラミング→テスト
ウ 内部設計→外部設計→プログラミング→テスト→プログラム設計
エ プログラミング→テスト→プログラム設計→内部設計→外部設計
オ プログラム設計→プログラミング→テスト→内部設計→外部設計
正解:イ

《解説》

ウォーターフォールモデルは、基本計画→外部設計→内部設計→プログラム設計→プログラミング→テスト→運用・保守の各工程を順に行う。 システムアドミニストレータは、システム開発の初期段階である基本計画、外部設計に関与し、開発者に明確な要求を伝え、前の工程へ後戻りをしないようにしなければならない。

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