行を追加する(INSERT)

INSERTは、表に行を追加するときに使用する。INSERT文の記述形式は次のとおりである。

INSERTの記述形式

INSERT
INTO 表名(列A,列B,・・・列n) ← 追加対象の表名と列名の指定
VALUES (値A,値B,・・・値n) ← 追加する行の各列の値

《例題》

「顧客表」に顧客CDが'106'、顧客名が'明石物産'の行を追加する。

顧客表
INSERT文

INSERT
INTO 顧客表(顧客CD,顧客名)
VALUES ('106','明石物産')

− 実行結果 −(顧客表の内容)

INSERT文の実行結果

INSERT文のVALUES指定された顧客CDが'106'、顧客名が'明石物産'の行が追加されている。

INSERT文の記述で注意することは、INTOで指定された表の列のデータ型とVALUESで指定したデータ型が一致していなくてはいけないということだ。
例えば、数値型の列に対して文字データを指定したりしてはいけないということだ。

Point INSERT文

INTOで指定された表の列のデータ型とVALUESで指定したデータのデータ型が一致していなくてはならない。