初級シスアド稼働率平成11年春期問65解説

解答:ア

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問題文より、「信頼性を上げるための冗長構成はとっていないものとする。」という記述がある。冗長構成とは、装置を並列に接続することである。したがって、ディスクシステムは直列に接続されていると考えることができる。例えば、3台の装置が直列に接続されているシステムのMTBFを考える。

直列に接続されたシステムにおける全体のMTBFを求める

直列に接続されている機器のMTBFは次の式で求められる。

直列に接続されたシステムの稼働率を求める式

MTBFが同じ場合は以下の式で全体のMTBFを求めることができる。

すべての装置のMTBFが同じときは、装置1台のMTBF÷装置の台数で全体のMTBFが求められる

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MTBFが20万時間のディスク装置100台の場合は、以下の式で全体のMTBFを求めることができる。

200000時間 ÷ 100台 = 2000時間

これは、平均すると2000時間に1回故障するということである。何週間に1度故障を起こすかということであるから、装置全体のMTBFである2000時間を1週間の稼動時間で割ってやればよい。

2000時間 ÷ ( 7日 × 24時間 )≒ 12週

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